2020/10/20

ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」 フルトヴェングラー 1952

今夜はワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」全曲を聞きました。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮フィルハーモニア管弦楽団による演奏、1952年6月の録音(EMI盤)です。

フルトヴェングラーによる「リング」を聞き終え、「トリスタンとイゾルデ」も聞きたくなりました。今あらためて気づいたのですが、「リング」は「トリスタン」よりも前の収録でした。「リング」は戦後としての最盛期、「トリスタン」は晩年というイメージがあったのです。

こうして続けて鑑賞してみますと、そのような勘違いをしていたことが分かるような気もします。やはり、「リング」ではフルトヴェングラーの指揮に覇気が漲っています。逆に「トリスタン」は、練れて老成し達観した世界があると思います。

このような感覚の違いが生じた原因は、やはり、実況録音とスタジオ録音ということがあるのではないかと思われます。また、それぞれのオーケストラの向き合い方も、魔法がかかるか否かの違いになったような気もします。
スポンサーサイト



続きを読む

2020/09/26

ワーグナー 「ニーベルングの指環」第3夜『神々の黄昏』 フルトヴェングラー 1953

今夜はワーグナーの「神々の黄昏」全曲を聞きました。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮RAIローマ交響楽団による演奏、1953年11月20日から11月27日にかけてのライヴ録音(Gebhardt盤)です。

「ジークフリート」では、個々の演奏者の指向性にいくぶんブレが感じられましたが、「神々の黄昏」では再び素晴らしい演奏となっています。ライヴ録音ですから演奏後の拍手も収録されていますが、この「神々の黄昏」では、ブラボーの声も飛び交っています。(ただし、序幕から第2幕までは、さすがにオーケストラには疲れが聞き取れるような気もします。それでも、最終幕では再び緊張感が途切れることがありません。)

今回の「神々の黄昏」に限らず、この「指環」を通して言えることが、肥大化せずに引き締まった演奏であるということです。一晩の演奏ではなく、幕ごとに収録されていることが大きく貢献しているのでしょう。

それと同時に、演奏会形式での演奏ということを忘れさせてくれるほど ”舞台” の光景を彷彿させる演奏となっていることは、演奏者のなせる技でしょう。

今年も「ニーベルングの指環」を聞くことができました。毎年1回は聞きたいと願っている作品です。来年はどの演奏を選ぼうか、自分自身のことながら今から楽しみにしています。

続きを読む

2020/09/06

09/05のツイートまとめ

MisatoKamikawa

東京二期会のウェブサイトを見ていたところ、すでに 2021-2022 シーズンのスケジュールが発表されていました。「影のない女」を上演するようです!しかも、演出はペーター・コンヴィチュニー!今から楽しみです!!ボン歌劇場との共同制作2022年2月9日(水)/10日(木)/12日(土)/13日(日)
09-05 22:48

2020/09/05

ワーグナー 「ニーベルングの指環」第2夜『ジークフリート』 フルトヴェングラー 1953

今夜はワーグナーの「ジークフリート」を聞きました。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮RAIローマ交響楽団による演奏、1953年11月10日から11月17日にかけてのライヴ録音(Gebhardt盤)です。

フルトヴェングラーの指揮は素晴らしく、オーケストラもまるで自家薬籠中の物として演奏しているように聞こえます。(実際には、ワーグナー演奏の経験が少なかったため、フルトヴェングラーが充分にトレーニングを行ったという逸話を聞いたことがあります。)

(なお、フルトヴェングラーの指揮は、これまでの「ラインの黄金」と「ワルキューレ」に比べると、”流れ”に配慮しているように聞こえます。)

歌手陣もおしなべて高水準にあります。パツァークは美声で聞かせるミーメという好例となっていますし、40代半ばのズートハウスとフランツは脂がのったエキスパートとしての歌唱を聞かせてくれます。メードルのブリュンヒルデも好演ですし、グラインドル、クローゼ、シュトライヒといった錚々たる歌手陣に恵まれています。

ところが、ところがです、全体としては少しチグハグ感が拭えないのです。アンサンブルとして、指向性にブレがあるのでしょうか?「ラインの黄金」と「ワルキューレ」が素晴らしい演奏だっただけに、これは不思議です。

それとも、私が「ジークフリート」に要求するものが少し異なるのでしょうか。(私は「指環」の中でことに「ジークフリート」を好んでいますけれども。)




ワーグナーではなく、リヒャルト・シュトラウスの話となりますが…

東京二期会のウェブサイトを見ていたところ、すでに 2021-2022 シーズンのスケジュールが発表されていました。

「影のない女」を上演するようです!

しかも、演出はペーター・コンヴィチュニー!

今から楽しみです!!

2022年2月 ≪東京二期会オペラ劇場公演≫
ボン歌劇場との共同制作
リヒャルト・シュトラウス『影のない女』オペラ全3幕《新制作》
指揮: アレホ・ペレス
演出: ペーター・コンヴィチュニー
管弦楽: 新日本フィルハーモニー交響楽団
2022年2月9日(水)/10日(木)/12日(土)/13日(日)

続きを読む

2020/08/13

ワーグナー 「ニーベルングの指環」第1夜『ワルキューレ』 フルトヴェングラー 1953

今夜はワーグナーの「ワルキューレ」を聞きました。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮RAIローマ交響楽団による演奏、1953年10月29日から11月6日にかけてのライヴ録音(Gebhardt盤)です。

前回からの続きです。

ワーグナー 「ニーベルングの指環」序夜『ラインの黄金』 フルトヴェングラー 1953

前回の「ラインの黄金」は1幕ものですので1日で収録されていますが、今回鑑賞した「ワルキューレ」は幕ごとに3日に分けて収録されています。そのためでしょうか、オーケストラが力をセーブすることなく最初から集中力全開で臨んでいるように聞こえます。

歌手も素晴らしい陣容です。誰かが突出するということではなく、全体的に均質感に秀でた仕上がりとなっています。ただし、ジークムントのヴィントガッセンは、第1幕では緊張が窺える歌唱となっているような気がします。(時にヴィントガッセン39歳。この年の夏、バイロイト音楽祭でジークフリート役でのデビューを飾っています。)

一つ不思議なことは、ラインの黄金でフリッカ役であったイラ・マラニウクが、ここではロスヴァイセで登場しているにもかかわらず、フリッカはエルザ・カヴェルティに代わっています。

なお、CD3枚につめこんでいるため、第2幕が3枚にわたって収録されています。そこはいくぶん興が削がれました。

続きを読む

2020/07/29

みんなのランキング - オペラあるあるランキング

こんばんは。鏻㥥です。

「みんなのランキング」にて、自由お題を作成してみました。

「オペラあるあるランキング」

オペラは伝える手段として言葉だけではなく、音楽を用いているからでしょうか、ストーリー的には「ご都合主義では?」ということが多々あります。

また、オペラをストーリーだけで追いかけると「?」となってしまうことがあるため、オペラ=難解=敷居の高いものになってしまうこともあるのではないでしょうか。

そこで、今回はオペラをもっと身近に感じられるように、「オペラ、あるよね~」ということを挙げてみました。

今回もログインしていなくても投票ができると思います。皆さまもいかがでしょうか。

みんランロゴ正方形